お灸から立ち上る煙

鍼灸が肩こりに効果的と言われるのはなぜ?

沢山のお灸

肩こりには直接的なものから間接的なものまでさまざまな原因があります。筋肉が硬くなることが血行不良の原因であっても、肩にある筋肉以外に原因があることも少なくありません。たとえば、目の周囲や頭の筋肉が硬くなって血行不良を引き起こしたことが肩こりに繋がっていることも考えられます。そのうえ、いくつかの原因が複雑に絡んで起こるケースもあるのですから、単に肩周囲の筋肉をほぐすだけでは、一時的に肩こりが解消しても、またすぐにぶり返してしまうのも無理はありません。その点鍼灸治療では、硬くなっている筋肉に直接鍼を打ちながら、並行して冷えに効くツボや精神的なリラックスを促すツボなどにも刺激を与えることが可能です。鍼灸を利用すると複合的な治療を行えるため、原因が複雑に絡んでいる肩こりの治療にも効果を発揮するというわけです。また、マッサージなど身体の表面にだけ刺激を与える方法とは異なり、鍼は打つ深さを変えることによってコリに直接働きかけることができます。特に深い部分にできてしまったコリにまでアプローチできる方法は鍼治療だけです。慢性化したしつこい肩こりに悩まされている人は、ほかの方法では治らなかった場合でも鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。

鍼灸治療で針の長さを残して浅く刺す理由とは?

鍼灸治療について知っている人なら疑問に思ってもおかしくはないのが、刺すときの針の深さではないでしょうか?どれくらい深く刺しているものなのかという単純な興味はもちろんあるでしょう。それだけではなく、大体でも針の深さの基準について知っておけば、治療が安心できるものかどうか判別しやすいです。そこで、実際は浅く刺すのか深く刺すのか、そしてどれくらい刺すものなのかといった、鍼灸治療の際の針の深さに関する知識を紹介します。鍼灸治療用の針にはさまざまなサイズがあるので長さもまちまちですが、一般的なサイズは「寸6・3番」という針です。この針は約4.8cmの長さがありますが、実際に刺すときの深さはこの半分もありません。施術する人によって深く刺す人もいないわけではありませんが、あまり一般的ではないことは覚えておくといいでしょう。
深く刺してしまうと、身体を動かしてしまった際に折れたり曲がったりしてしまう危険性があります。治療中は大して身体を動かさないから大丈夫なのではないかと思うかもしれませんが、生理現象であるくしゃみや咳による影響で折れてしまうこともあるので注意しなければなりません。たとえば、2cmの針を1.5cmまで刺して万が一折れてしまうと、深く刺した分だけ容易に抜けなくなってしまいます。下手をすれば、そのまま体内に針が残ったままになってしまうので要注意です。もちろん、針も金属疲労を起こしていたり、使い捨てのものを繰り返して使っていたりしなければ、簡単に折れてしまうことはありません。ただ、安全を考えるなら深く刺さないほうがいいでしょう。
また、効果の面でも深く刺せばいいというものではないと言えます。酷い筋肉のコリである筋硬結(きんこうけつ)と呼ばれる部分を刺激する際、そこに直接針を突き刺すよりも筋硬結で止めたほうが効果はあるとされているのです。

美容鍼灸がニキビに効果あり?その理由とは?

ニキビというと10代の若い世代の悩みと思いがちですが、20歳を過ぎてからできる大人ニキビに悩まされている女性もたくさんいます。そのため、鍼灸治療でニキビを治せるなら試してみたいと思っている人は少なくないはずです。美容鍼がどんなタイプのニキビに効くのかも気になるところでしょう。そこで、美容鍼で治せるのはどのタイプのニキビなのか、ニキビをどうやって鍼灸治療するのかなどについて解説します。美容鍼がなぜニキビにも効くのかを解説するためには、まずニキビができるメカニズムを説明しなければなりません。ニキビは毛穴に余分な皮脂や古くなった角質が詰まり、それを餌としてアクネ菌が異常繁殖するために起こります。ですから、単に毛穴に皮脂や角質が詰まるだけではニキビにはなりません。アクネ菌の餌になる皮脂や角質が毛穴を塞いだ状態で、寝不足やストレス、加齢などによって免疫力や代謝が低下すると、アクネ菌の繁殖が活発になり炎症が起こるというメカニズムです。美容鍼では鍼を刺すことで真皮層に微細な傷を作り、人が本来持っている修復機能を高め、傷を修復させます。そうすることで、美しい肌の再生を促す美容法です。傷ができると、その部分を修復するために血液や免疫が優先的に集まり、細胞のもとになるコラーゲンやエラスチンの産生量も一時的に増えます。その結果、血行が促進され、皮膚のターンオーバーも正常化するわけです。ターンオーバーが遅れ、古くなった角質がきちんと剥がれずに厚く積み重なると大人ニキビになりやすいため、新しい肌が生まれ変わりやすい環境を整えることがニキビの治りを早くすることにも繋がるのです。このように鍼灸がニキビ治療に有効な場合があります。

慢性化したつらい肩こりには鍼を使った鍼灸治療が効果的

背中の鍼治療

鍼治療は身体の表面からでは届かない深いところにできたコリにも有効です。長い鍼を使えば直接刺激を与えることができるからです。では、実際に鍼を打つことによって、身体のなかではどのような変化が起きるの…

鍼灸治療でツボを刺激すると体の不調が取り除かれる

首のお灸

ツボ押しは体のコリや冷え性など、多くの体の不調を取り除く方法として日本人にもなじみのある治療法です。しかし、なぜツボを刺激すると体の不調が取り除かれるのかという疑問をお持ちの方はもちろんいるでし…

鍼灸で治療する際にカギとなるツボ

鍼灸師の男性

現代に伝わるツボは、東洋医学が長い歴史の中で積み上げてきた検証に基づいたもので、その数はWHO(世界保健機構)に認知されている数だけでも全身に361ヶ所あるといわれています。このツボの健康効果に…

鍼灸治療で鍼を深く刺してはいけない部位と理由

本と人形

鍼治療では折れるリスクや効果の面だけではなく、ほかにも絶対に針を深く刺してはいけないケースがあります。まず、背中や鎖骨などは針を深くまで刺してはいけない部位になっています。なぜなら、これらの部位…

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